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第9章 高校生編＊諦めない

『じゃあ、神尾が私と付き合ってよ』

『初めから全部知ってる神尾なら、バレた時の心配もしなくていいでしょ!?』


ピンチは(多分)チャンス！

怒濤の巻き返しで丸め込んでみせるわ！


『今カノジョいないんでしょ、なら良いわよね？』

『彼と付き合うための練習よ』

『とにかく！今日から一緒に帰るわよ』


神尾の口が悪いのは今に始まったことじゃないもん。
本気で神尾のカノジョになりたいなら、めげてる暇はない。
またトンビに油揚げさらわれる前に手を打たなくちゃ！