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第1章 中学生編＊林間学校

ギクシャクしながら歩くうちに、俺は村下が震えていることに気づいた。

こいつ、人のことを怖がりみたいに言っていたが、もしや自分がそうなんじゃないか？

「村下、俺ウンコしたくなっちまった！」

「ええっ!?」

村下の手を引き剥がし、懐中電灯を持ったまま草むらに飛び込んだ。

「ね、ねぇ神尾…早くしてよ」

「うーん…これはちょっとデカイかも」

こっそり様子を窺うと、村下は月明かりの下で不安げにウロウロしている。