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性欲処理裸島システム
第2章 大学生アルバイトけんじの巻
午後1時、船は裸島に到着しトモちゃんミキちゃんは先に下船していった。
けんじら大学生職員は、船内の点検作業をしてから下船し受付へ。

IDカードを受け取り宿泊寮へ。男子職員は、基本的に一般参加男子と同じ待遇で部屋は畳一枚の広さしかなく寝るだけだった。それでも、一般参加男子の部屋が更衣室のみというのと比べるとマシだった。

ところがけんじには案内係員が付き、大学生職員がぞろぞろと入っていく寮を素通りさせられた。「ど…どこに行くんですか?」不安を覚え尋ねると、係員は黙ってある方向を指さした。

そこに、3階建ての普通の住宅があった。近辺にも、同じような建物が数個。
門から入るとオートロック。まるで刑務所のそれのように高い壁で囲まれている。
中に入ると、機械音声〈けんじさん、ですね?指紋認証します〉壁のパネルに触れる。〈認証されました。けんじさん。奥の部屋に入り、全裸になってください。女の子が二人来ます〉けんじは、大体呑み込めた。誰かが自分を独占指名したらしい。
この独占指名うれしいようであるが、女子に随時変更権があり素直に喜べない。

ともかくも、けんじは奥の部屋に入り全裸になった。ワイドベッド、鏡仕様で男女共用室である。建物には、男子個室、女子個室、屋内プール露天風呂ゲーセンカラオケなど豪華な設備満載である。このエリアには、蔵書一万冊の図書館まであった。裸島に来てまで勉学?
〈性欲解放の結果、女子の学業成績が急上昇することが判っていた。裸島は、女子エリート養成所でもあった〉

奥のドアが開いた。
「けんじさ~んお待たせ~」全裸で入ってきたのは、トモちゃんミキちゃんだった。「約束どおり指名したよ~これから2ヶ月エッチなこといっぱい楽しもうね~」
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