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第2章 長谷部くんのせい

テニス部のLINEが来てる
今日は1年が素振りか。

へー。つまんねー

「ぅあっ」

視線を上げると大きな胸が飛び込んできた
階段の段差のせいかな。

「あ。ゆりかちゃん」

「こんにちは...美緒先輩...」

ぎくりとした

変な汗が吹き出る

まだ着替えてないのに。
BANつけてないのに

美緒先輩がサッカー部の部室から出てきたのは明確だった
タイミング、ルックス、性格。



美緒先輩の後ろにいた人が問題だった



もう厭だ。
死にたい
長谷部君のせい