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その瞳に…
第4章 ホテル
車の中では、二人は言葉を交わさなかった。車内は音楽も無く、エンジン音だけが響いていた。

10分ほど走ると、大河は一つの建物に入り、車を駐車する。
そこは一階が駐車場、駐車場の後ろに扉があり、二階が部屋になっているラブホテルだった。

大河は無言で車を降りる。舞奈もそれを見て、続けた車を降りた。
大河は、後ろのトランクから紙袋を出し、二階に続く階段を上がる。

(…?)

舞奈はその紙袋が気になったが、声を掛けずらく大河に聞く事が出来なかった。

ガチャ

部屋に入る。

(わぁ…!)

舞奈は初めてのラブホテルに驚く。
部屋は明るく、広い。ダブルキングサイズのベッド、大きなテレビ。3人掛けのソファーと一人用ソファーが二つ。

(なんか、普通のホテルみたい…)

舞奈はキョロキョロとホテルを見回した。

「帰りは遅くなっても平気か?ご両親へ連絡とかは大丈夫?」

大河が舞奈に背を向けたまま問いかける。その声にはっと、舞奈は我に帰る。
大河の声音は、先程とは違い、普段通りに戻っていた。

「え?あ、そうですよね。連絡します!」

舞奈は鞄からスマホを探しだす。見ると、啓介からメッセージが届いていた。

『今日舞奈がうちに泊まるって、叔母さんには僕から連絡したから安心して!
でも、明日は家に帰る前に必ずうちに寄る事!何時になってと良いから、必ずだよ!
じゃ、頑張ってね~(^з^)-☆』

(啓ちゃん、まじ助かる!)

舞奈は心の中で啓介に感謝する。

「あの、啓ちゃ…さっきの従兄弟が両親に従兄弟の家に泊まるって伝えてくれたそうです」
「ああ、さっきの…それなら安心だね」

大河の顔は背を向けたままで見えないが、クスリと笑った様に舞奈は感じた。

「じゃあ、綾部。そこのソファーに座りなさい」

大河は一人用のソファーを指差した為、舞奈は素直に座る。それを確認した大河自信も対面のソファーに腰掛けた。
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