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その瞳に…
第22章 ~モノローグ3~
拒否はされないとは思うが、少し引かれるだろうか…

いや、舞奈はそんな子ではない。

僕の前で、色々な表情をする舞奈に、僕も自分をさらけ出してみたくなる。

舞奈なら、きっとどんな僕でも受け入れてくれるだろう…

これからは一辺にでは無く、少しずつ手の内をさらけ出してみるのも悪くない。

(全く…どれだけ僕は舞奈に惚れてるんだか…)

僕の頬は、自然と緩む。

(さて、そろそろ行くか)

感情が落ち着き、普段通り過ごせそうになった為、僕は立ち上がり、ズボンに着いていた埃を払い落とす。

きっと寝ているであろう、舞奈のいる準備室の壁を横目に、僕は開花させた花を、どうやって、更に色めき立たせ、美しく咲き誇らせようか考えながら、薄暗い廊下を歩きだす。


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