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その瞳に…
第24章 嫌悪と恐怖
大河の言葉に、舞奈はう~んと悩む。

「啓ちゃんは基本、夜仕事だし。由美ちゃんはその日に寄って、いるかいないか解らないし…」

その言葉に、大河は落胆するが、一応連絡だけはしておきなさい、と言い、舞奈も素直に頷く。

「それで、佐々木さん」

大河に呼ばれ、絵麻は、ん?と大河に顔を向ける。

「その、渡辺って奴の事は調べられる?」

大河は、昨日絵麻と話しをしてから、絵麻はかなり情報に特化してる事が解った為、渡辺の事を調べる様、お願いする。

「まあ、名前も大学も解ってるんで、2・3日もあれば大丈夫かと」

「なら、頼むよ。結果は…綾部さんから、彼氏の番号を聞いて、連絡するように」

大河の言葉に、絵麻は敬礼する。

「了解ッス」

「綾部さんも、何かおかしい事があったら、ちゃんと連絡するようにね」

舞奈は、その言葉に、大きく頷く。

「はい!」

舞奈の返事を聞き、大河も頷き返すと、調度HR前のチャイムがなり始めた。

「じゃあ、二人とも、気を付けるように」

大河は、二人に忠告しながら階段を降りて行く。

舞奈と絵麻も、小走りで教室に向かった。


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