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その瞳に…
第25章 初めての訪問
舞奈と大河は、啓介やマスター、スタッフの人達にお礼をし、『エゴイスト』を後にする。

大河の家に車で向かっている中、舞奈は初めて行く大河の家に胸を高鳴らせる。

「先生の家って、どんな感じですか?」

「別に、なんて事はない、普通のマンションだよ」

その回答に、男性に部屋は、啓介しか知らない為、全く想像が出来ずに首を捻る。

すると、運転している大河の手が、舞奈の太ももをなで、スカートの中に進入してくる。

「ちょっ!先生!」

舞奈は、スカートの上から大河の手を押さえ、それ以上奥に行かない様に阻む。

「暴れると、僕が運転に集中出来なくて危ないよ?」

「先生がこんな事しなければ、暴れません!」

舞奈の手で阻まれた大河の手は、仕方なく太ももの内側を撫で、爪で軽く引っ掻く。

舞奈の体は、そんな些細な行動でも、少しずつ熱を帯びて行く。

「先生。駄目…」

ふるふると体を震わせながら、大河に止める様お願いすると、ぎゅっと太ももを強く握られた。

「痛っ!?」

与えられた痛みに顔を歪めながら、舞奈は大河を見ると、そこには怒りを表した表情の大河がいた。

「せん…きゃっ!?」

大河の表情に、思わず声を掛けようとした舞奈は、突然車のスピードがあがり、反動でシートに押し付けられる。

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