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その瞳に…
第25章 初めての訪問
 ゆっくりと中に入ってくる快感に、舞奈は思わず声を出してしまう。

 『・・・今なんか聞こえたけど?』

 楽しそうな成滝の声が聞こえ、舞奈は反射的に顔をシーツに押し付ける。

 「さあ?なんの事やら?」

 大河はとぼけながらも、指を付け根まで入れ、中をゆっくりと撫でる。

 クチ・・・クチュ・・・

 (や・・・あぅ・・・やぁぁ)

 指が動くたびに漏れる愛液の音が、成滝に聞こえてしまうのではないかと、そんな事を考えながらも、舞奈は感じる喘ぎを喉の奥で殺し、吐息を荒くしながら快楽に耐える。

 『ふ~ん。で?舞奈ちゃんの濡れ具合は?』

 クスクスと楽しそうに問いかける成滝の声に、舞奈は恥かしさできゅうぅと中を反射的に締め付ける。

 「凄いよ。君の声が聞こえる度に、液が溢れて僕の指を締め付ける」

 指を閉めるける舞奈の状況を大河は楽しそうに笑い、成滝に今の状況を話しながら電話を続ける。

 (あ・・・やぁ・・・だめぇ・・・)

 ローターの微弱な振動と、ゆっくりとした大河の指の動きに舞奈の体はもどかしさを感じ、自ら刺激を求める様に、腰を動かし始めた。

 「舞奈?これじゃ物足りない?」

 『もっと刺激が欲しいの?』

 二人に問われ、舞奈は小さくはい、と返事をする。

 大河はクスリと笑い、スマホを舞奈の顔の横に置き、頭を撫でる。

 「今成滝と電話中だよ?これ以上激しくして、君の喘ぎ声を成滝に聞かせたいの?」

 舞奈は横に置かれたスマホを見て、嫌々と首を横に振る。

 「まあ。僕も舞奈の可愛い声を成滝にだって聞かせたくないけれどね」

 大河のその言葉に、電話から成滝の非難の声が上がる。

 『ここまでしといてそれは卑怯じゃね?』

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