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その瞳に…
第6章 ~モノローグ~
「田中先生。はい、そうで、す」

と、振り返った生徒は、さっき壇上で目があった生徒だった。

(綾部っていうのか)

「花が枯れて大変だと思うので、すぐ捨てたいので、失礼します!」

綾部は、僕の顔を見ないように、変な理由を言いながら立ち去ろとしてた。

「丁度良かった。岩谷先生の代わりに華道部の副顧問として山村先生がなるから、部室に案内して上げてくれ。じゃあ、山村先生。綾部頼むな」

(え?)

「え?ちょっ!田中先生!?」

綾部が呼び止めても田中先生はそれを無視して、さっさと職員室に入っていってしまった。

(さっきあんなことがあったばかりで、二人きりとか…)

少し困惑したが、先程の感情を確かめるには良い機会かもしれない。
たまたま好みな顔だからかもしれないし、ここ半年ほど彼女がいないから溜まってただけかもしれない。

「えーと、綾部、さん?」
「えっ!あっ!はい!」

綾部は僕に名前を呼ばれ、やっと視線を交わした。
少し動揺してる綾部の顔を見て、有無を言わさず僕の心が叫んだ。

(この子を犯し尽くしたい――――)

「綾部、何さんかな?」
「え?あ、綾部舞奈、です」
「綾部舞奈、か…じゃあ、案内よろしく、綾部さん」

舞奈――心の中で復唱すると、ゾクンとする。

僕の教師としての仮面が剥がれた笑みに、綾部の体が一瞬強ばるのに気がついた。
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