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その瞳に…
第39章 Christmas
 12月24日 クリスマス・イブ。

 舞奈は大河と待ち合わせの為、近所の神社へと向かっていた。

 待ち合わせ時間は18時だが、舞奈は初めて恋人と過ごすクリスマスに心が落ち着かなく、かなり早めに家を出た。

 日曜日までのお泊りセット、大河へのクリスマスプレゼントと、栄子から貰ったメイド服等を持って。

 大河の前で着る事にとても迷ったメイド服だが、思い切って栄子経由で成滝へ確認した。

 すると、成滝からの返信には、

 『舞奈ちゃんならどんな格好しても、大河は喜ぶよ!』

 と、信じて良いのか解りにくい事が書かれていたが、一先ず成滝を信じてみようとは、舞奈は思った。

 それと、自分自身もメイド服を着て、大河にご奉仕したいと言う気持ちもあったから。

 かなり早くついた神社の駐車場は、冬の寒さと、暗さもあいまって車が一台も停まっていなく、シンと静かだった。

 (待ち合わせまで後30分もある)

 気持ちが抑えきれなかったとは言え、流石に早く来過ぎたと舞奈は思いながら、駐車場の入り口にある数少ない電灯の下に移動する。

 ここなら直ぐに大河が来れば解るし、変な人が来てもすぐに逃げられる場所だからだ。

 今までならあまり警戒する事が無かった事に、渡辺の件で舞奈は少しずつ警戒するようになっていった。

 今までなら『まさか私なんて』と考え、他人を警戒する事なんてしてこなかった。

 しかし、襲われる恐怖を知り、自分を大切にしてくれてる人の辛そうな表情を見て、もっと自分を大切にしようと思った。

 それは、大河に愛されなければ湧いてこない感情だった。

 (先生、まだかな・・・)

 チラリとスマホの時間を確認する。

 しかし、まだ10分も経っておらず、舞奈はそわそわと落ち着かない。

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