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ただそこに君がいた
第2章 いつからか


『ウッ…オエェエエッ!』

『きゃ?!ちょ、春季…?!』


最ッッ悪!!集中できねぇばかりか、完全に萎えた。何でこんな時に、クソクソ鬼ババ師範を思い出さなきゃならん…!


『悪りぃ…今日もう、ダメっぽい…』


再起不能。くっそババァ……!


『え〜どうしちゃったのぉ?気持ち良くなかったぁ?』

『いや…ちょっと調子悪いみてぇ…お前は、ちゃんとイけた?』

『うん…気持ちよかったよぉ。でも大丈夫?春季が調子悪いなんて心配。いっつもすっごく強いのに!』

『あーハハ………だな。』


調子狂った原因は、一夏だ。なんだよ…久しぶりに見たと思ったら、勝手にエッチの最中にまでしゃしゃり出てきやがって。
っとに、デリカシーのねぇ女!


『春季、雨嫌いだもんね…
だから調子出なかったのかな?』

『あ?あー…かもな…』


窓から見える景色は、依然、雨。
雨なんて昔から嫌いだ。
ついでに一夏も、大っ嫌いだ。



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