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ただそこに君がいた
第2章 いつからか


『いいかげんさぁ、脱げば?袴。』

『……さっきからそれ、セクハラだからね。』

『げへへ〜お嬢ちゃん脱いでよ〜ハァハァ』

『キッッモ!!何なのその変態面ッッ!』


笑い声もシャワーにかき消える。狭い扇状を二人で共有してるから、自然と体は近くなって。てか、もうほぼくっついてるよーなもんだけど、特に嫌な感じはしないな。一夏もまあ、平気っぽいし………って、そうでもないか?オレ、パンツだしセクハラだし変態面だしな。


『……ねぇ、ホントに脱いでいい?肩重くなってきちゃった。』

『だから言ってんだろ。服着たままじゃ、ちゃんとあったまれねーって。』

『うん…じゃあバスタオル貸してくれる?巻くから。』

『はぁ?今さらかよ。風呂くらい、散々一緒に入ってきただろーが。オレらの仲なんだし、それくらい遠慮すんなよ♪』

『いつの話引っ張り出してきてんのよ、この変態ッ!いいから早く取ってきてっ!』


アハハ。まぁさすがに見せてくれねーか。一緒に風呂入ったとか、幼稚園の頃の話だしな。…うん、別に、あえて一夏の裸が見たいとかじゃねーし。見れたらラッキー位の話だったわけで。



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