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甘いキスを永遠に
第15章 第一歩
「ただいま…」


朝から体動かしてヘトヘトだった。


元哉は眠っている。

タオルを外し、冷却シートに変えると冷たかったのか、目を覚ました。


「麻実…」


か弱く私を呼ぶ元哉が愛しく感じた。


私は微笑んで一度手を握って、キッチンへ向かいお粥を作った。


頭の中は元哉でいっぱいだった。


一度心の壁を開けると抑えていた元哉への気持ちがこんなにもあったのかと思ってしまう。



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