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甘いキスを永遠に
第24章 宿
糊の利いた浴衣に袖を通し髪を上げ浴場から出ると廊下の風が涼しく気持ちよかった。


私はロビーをブラブラ涼みながら歩き部屋に戻った。


部屋の鍵を開け、襖を開けると元哉が飛びついてきた。


「麻実ちゃん何処行ってたの?」


「暇だったから、お風呂…」


「行くなら声掛けてよ」


「ごめん…」


元哉の顔見たら、子犬ちゃんごめんねって気分になった。


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