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甘いキスを永遠に
第26章 寒いから
部屋に戻ると元哉は既に戻っていて窓際の椅子で珍しくワインを飲んでいた。


「ワインも飲むんだね」


「アルコールならなんでも。麻実ちゃん飲む?」


「じゃ、一杯だけ」


私はワインは直ぐに酔ってしまう。


元哉がワイングラスを私に渡し、注いでくれた。


カチンと軽く乾杯してから一口飲んだ。


見慣れている筈なのに、少し濡れた元哉の髪が色っぽく見えて、ドキッとした。


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