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甘いキスを永遠に
第26章 寒いから
「麻実…遠いよ…」


アパートでは常にどこかくっついて飲んでいるのに、今日は向かい合わせだから何だか変な感じだったのかも。


私は立ち上がり、元哉の傍に立った。


元哉は私を見上げて腕を伸ばし、私の手首を掴み引き寄せ膝に乗せた。


またしても元哉にすっぽり包まれてしまった。


元哉の足に私の足があたった。


「麻実ちゃん足冷たい」


私の足を温かい掌で少しさすってくれた。


「ありがとう…」


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