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甘いキスを永遠に
第29章 王子?
私からどんどん遠ざかって行くとキサラギは少し歩みを早めた。


軽くギャロップして走るキサラギと元哉を遠目で見るとかなり格好いい。


茶色い長めの髪がキサラギと同じ色みたいで揺れてキレイだった。


そのうち元哉はキサラギを走らせた。


敷地は確かに柵が見えない程広く走るには十分だが、
一瞬キサラギが勝手に暴走したのかと思うくらい速かった。


元哉は豆粒くらいにしか見えない程遠くに行ってしまった。


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