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甘いキスを永遠に
第35章 誕生日1
「王子だからね。このぐらいはできるんだよ」


得意気にニヤリとした。


そうだ。

元哉はお坊ちゃまだった。


今朝、聞かされたばかりで全然実感が湧かなかった。


「ありがとう」


涙が出た。


感激して涙が溢れた。


「着けてあげる」


元哉は箱から取り出し着けてくれた。


「俺のお姫様…ハッピーバースデー」


そう言って優しくキスをしてくれた。


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