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甘いキスを永遠に
第10章 和真
日曜日の昼頃だった。


仕事中いきなり和真が店にやってきた。


「何よ…今仕事中」


「ちょっと、話せないか?休憩あるだろ?」


「・・・・・」


私が黙っていると、とっても気の利く店長の三浦さんが、


「日高さん、休憩入っていいよ」


と言った。


ああ、今気を利かせなくてもいいのに…


「有難う御座います。お言葉に甘えてお先に入ります」


そう言うしかない。

「和真、前の喫茶店で待ってて。行くから」


仕方ないから和真にそう言った。



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