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溺れる恋は藁をも掴む
第19章 こんな日は……
誠治さんの苦しみは痛い程伝わったんだ。
好きになってはいけない人を、好きになり、
どうにもならない気持ちを抱えながら生きるって、想像以上の苦しみなんじゃないか?って思う。
恨んだ日もあったけど、
もう、そんな気持ちもなくなった。
本気で悩み、苦しみ、辛い思いを背負って、
もがいていたんでしょ?
あなたの目が、
その悲しみを物語っていたわ。
正直に話してくれた誠治さんを、
私は許す。
誠治さんとさよならをした後、
無性にアキに会いたくなった。
私はアキに電話を掛ける。
呼び出し音が鳴り始めて、
ドキドキする。
声だけでも聞きたい。
高鳴る想い。
緊張が走る。
恋はこのドキドキが醍醐味みたいなもん。
好きな人と繋がるまでのこの時間ですら、
楽しいのだから。
好きになってはいけない人を、好きになり、
どうにもならない気持ちを抱えながら生きるって、想像以上の苦しみなんじゃないか?って思う。
恨んだ日もあったけど、
もう、そんな気持ちもなくなった。
本気で悩み、苦しみ、辛い思いを背負って、
もがいていたんでしょ?
あなたの目が、
その悲しみを物語っていたわ。
正直に話してくれた誠治さんを、
私は許す。
誠治さんとさよならをした後、
無性にアキに会いたくなった。
私はアキに電話を掛ける。
呼び出し音が鳴り始めて、
ドキドキする。
声だけでも聞きたい。
高鳴る想い。
緊張が走る。
恋はこのドキドキが醍醐味みたいなもん。
好きな人と繋がるまでのこの時間ですら、
楽しいのだから。