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第4章 心の景色

「あいつら、
面倒な事ばかり俺に押し付けやがって！！

契約が取れないのは、
俺のせいじゃない！

やっと株式がくっついてるような、
街の印刷屋じゃあ、
所詮、大手にはかなわないんだよ‼︎


俺が無能なんじゃねー‼︎

人の仕事に文句つける前に、
お前らがやってみろ‼︎

真夏のクソ暑い中、
汗垂らしながら、
ワイシャツに汗染み残して、
頭下げに得意先回ってる間、
クーラーが効いた中に居るくせしやがって‼︎

酒でも飲まなきゃ、
やってらんねーわ‼︎」


いつもと同じ言葉が宙に舞う。

『言う相手間違ってないか？』

俺はそんな言葉を押し殺す。


関わりたくもないから。


本当に面倒臭かった。