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俺の愛した女
第13章 彼女の旦那の存在
とりあえず車に戻ると、メールが入る。
!…みなみ!

[探偵いるかもよ?いいの?]
俺は返信することもなく、再度彼女の部屋のインターホンを押した。

さらに、ドアを叩き彼女の名前を呼ぶ。

もしかしたら、強面の俺のこの訪問の仕方は近所にあらぬ誤解を与えたかもしれない。

ガチャ

鍵が回る音がする。俺はすぐにドアを開けて中に入る。

そこには怒ったような照れたような…彼女がいた。

「みなみ?顔がブスになってるよ?」照れ隠しから俺がそう言うと、
「変な借金取りみたいな人が玄関先で騒ぐからだよっ」
と、憎らしいことを言う。

そんなところも愛しい。
可愛い可愛い俺のみなみ!
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