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第17章 心臓の音

ズプププ ……



繋がった部分からは
興奮を駆り立てる音が出る。


ゆっくりと腰を引いては
深く押し進める。


『 んっ … はぁっ 』


遙の息遣いが耳元で聞こえる。

次第に圧迫感による苦しさは
快感へと変わっていった。


「 んっ … ふぁっ 」


漏れる声も甘く柔らかいものになる。


遙と繋がることができたことを
改めて実感し嬉しくなる。
そして私は両腕を遙の首元へ絡め見上げた。


そこには色っぽく息を切らす遙が居る。
どことなく、焦点が定まっていないかのようにも見て取れる。
しかしそれはきっと私もそうなのだろうと思い快感に浸る。



グチュ … ッ


『 はっ … 音夢っ、』


腰をゆっくりと揺らしながら
しっかりと焦点を合わせようと
大きく瞬きしながらこちらを見る。


『 … 俺、っ 幸せだ。』


腰を揺らしながらニコリと微笑む。
まだ余裕のある遙が羨ましくなる。
私はもう、ただただ遙を感じることしかできなかった。


「 んっ … あっ、ぁあっ 」


とめどなく漏れる声。
少しだけ遙が腰の動きを速めた。
すると今までに感じたことのない
快感の波が押し寄せる。


「 もっ … あっ、だっ… んんぁああッ 」


何かが私の身体を襲った。
身体がビクンと跳ね上がる。
私の膣内に入った遙を締め上げる。
ビクン、ビクンと何度も身体が跳ね
意識が飛びそうになった。


『 んっ … く、イクッ … 』


ドクンッ …


私の身体が跳ね上がり、彼を締め付けると同時に
遙のソレは深く埋まる。
遙の身体もビクンと跳ね上がると
私の膣内のソレは激しく波打ち欲を吐き出した。