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大きな瞳に映るのは
第19章 告白



キッ キッ


自転車の音が響く

遙はやけに静かだ



「 ハル、ごめんね 」

背中に顔を埋めながら呟く

 
『 んー? 』

何が?と言いた気に応える


『 俺の事、好きなの? 』

いきなり遙が話を振る

「 … 知ってるくせに 」

そういうと遙は

『 あぁ、知ってる 』

と小さく笑いながら答えた



そして再び沈黙が流れる



言葉がなくなると
先程の奏の言葉が蘇る


『 … 彼氏いないですよね 』

『 … 俺と付き合ってください 』



はぁ 、と小さく息を吐く



『 … 奏となんかあった? 』


遙が口にした。
聞くべきかと迷いも感じ取れた。



「 … 告られた。」

『 … そうなんだ。』



聞いた遙はただ、一言そう返した


「 ねえ … ハル 私 …

『 もしかして。俺の事気にしてる? 』

「 … え? 」


思わず遙の顔を見返す
だが後ろ姿しか見えない



『 俺の事、気にしなくていいよ 』



遙から確かに発せられた言葉

それに胸が締め付けられる




気にしなくていい?

なにそれ?

どういう意味?

遙のことが好きだって知ってる上で

その発言はどういう意味なの?


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