この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
大きな瞳に映るのは
第20章 気持ち



私はその時ハッとした。


自分は一之瀬遙という人間の事を
まだまだ知らない。

私服姿で歩く彼
美容室後であろう髪型
足早に向かうその先


私は休日の彼を知らない。
彼の好きなものだって
『 ラーメン 』と『 音楽 』
という大きな括りのものしか知らない。


学校では人気者で
でもどこかだらしなくて
なのに男女共に信頼をもたれて。

なぜそんな人間なのか。
何を思い言葉を出すのか。


私は知らない。


そして今からどこへ向かうのかも。


きっと今なら彼を知ることが出来る。


そう思った私は
気が付かれないように彼の後を追った。


/223ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ