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大きな瞳に映るのは
第21章 恋人関係



グチュッ

粘着質な水音と肌が触れ合う音が
静かな美術室に響き渡る。
そして荒くなった男女の声も。


「 奏せんぱっ … あっ 」

背筋を反らせ圧迫感から快感へと変わってゆくその感覚を全身で受け止める。

『 … っは。』

普段はクールな奏も息を荒げる。
伏せ眼がちになる表情と口で息をするその様。
普段見せないその姿が音夢の気持ちを興奮させた。


きゅうっと閉まる膣部
それに顔を歪める奏。


『 … きつっ 』

は、と笑う様に零された言葉
そして速くなる腰の動き。

机に座っている姿勢なのにもかかわらず
秘部が繋がっているため密着する身体。

自分の露わになった肌に触れる彼のワイシャツの冷たさ。

しかし繋がっているその部分と
腰を掴まれているその手からは
しっかりと熱が伝わってきていた。


『 音夢、… 俺、もう 』


余裕のない奏の表情と声に
再び興奮を覚える。

そして今日からこの人についていくんだ
と改めて心の中で呟くと
首に手を回し奏に抱き着いた。


「 せんぱっ … す、きっ 」

『 ふ … っは。』


その行動、その言葉に奏は微笑むと
しっかりと音夢の腰を掴み腰を打ち付けた。


『 んっ … 』

「 ひっ… んあっ …あああ 」


奏より一足先に絶頂を迎え
びくびくと背筋を反らせる
その瞬間きゅうっと膣部が奏を締め上げると
激しく打ち付けていた奏の身体がびくびくと震え
溜め込まれていた欲を
音夢の中にドクドクと吐き出した。


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