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大きな瞳に映るのは
第6章 月曜日、始動
『 麗、そろそろ限界なんだけどぉ~
ハル君、どこいってたのぉ~。 』
ふてくされたように言いながらも
身体を寄せる彼女。
『 ごめんって。
待っててくれてありがとうな 』
そのやり取りでわかった。
魅力を感じた 彼 と
女の中の女
とでもいうかの彼女は
付き合っているということを。
『 遙はもういいです、後日連絡するので。』
空気を読んだのか、奏が言った。
『 悪い。また連絡して 』
本当に申し訳なさそうに彼は彼女を連れ
生徒会室を後にした。