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第5章 グローバルな欲望

公園から…数分の場所に…
住宅街が広がる―――…



静かでお洒落な住宅街…


まだまだ…新築中の建物が目立つ…真新しい住宅街って感じだった…



そこの一角に……洋風な建物が視界に入る…


“ウェルカム”と…表札の前に書いてあり…


母から見せられた英会話教室の看板も見えた…





「///ここだ！」




インターホンを鳴らすと！！




中から、「は〜い」と返事が聞こえる！！



玄関を開けると…広めに作られたエントランスに…



小さな靴と…女性ものの靴が何足か置かれていた…




「いらっしゃい！見学の方よね」




玄関には…赤ん坊を抱っこした女性が立っていた…




「遅れてすみません…ちょっと姉が遅れてて…」




「気にしないで、今は…幼児コースのレッスン中だから…」



奥さんと思われる女性は、教室のある…奥の部屋を指差す…




確かに…奥から…微かだが…笑い声や…歌声が聞こえる…




「…見て良いですか？」




「えぇ！もちろん」




ユキは、麦わら帽子を頭から外すと……スリッパを借りて…奥のレッスン室を静かに開ける――――――…