この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
手探りな絶望
第6章 溺愛


俺が
グラタンを
食べ終えた頃

まだ
冬実の皿は
半分ほどの
グラタンが残っていた


熱いグラタンのせいか
頬は赤く
ほんとうに
果実のようだ


冷たい
アイスティーを
飲みながら
一生懸命食べてる冬実が
なんだか
とてもかわいらしく

21歳という実年齢よりも
幼く見えて

たまらない



ときどき
正面の俺と
目が合うと

またすぐに
視線を落とし

誤魔化すように
ストローに
口をつけたりする


もっと
見ていたい


もっと
一緒の時間を
過ごしたい


もっと
話しが聞きたい


もっと



知りたい





「佐々木さん」



「・・はい」



「どうして
野球好きになったか
教えてくれる?」



「・・・・・」



やっと
冬実はグラタンを
食べ終えて

スプーンを
皿の上においた



/317ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ