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手探りな絶望
第6章 溺愛


・・・翌週の週末・・・




「いらっしゃい」



「お邪魔・・します」



俺たちは先週
付き合うようになった

告白した日は
グラタンの店を出て
カフェで
コーヒーを飲んで



冬実と

手をつないで
冬実のアパートまで
歩いた



冬実の手は
とても
冷たくて

でもとても
柔らかい手をしていた



「じゃあまた」



そう言って
部屋の前で
さよならして

それからは
平日になかなか
会うことができず
メールや電話ばかり。



そんな週末
冬実が俺の部屋に
来ていた

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