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手探りな絶望
第7章 献身

眼鏡を外し

両手で

顔を覆いながら

泣き出した冬実は



恋人から

金を支援してもらうということを

申し訳なく思い



そして



そんな境遇に

生きている自分を

悲しんでいる







何も知らない俺は

そう思っていたんだ





その時点では。




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