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手探りな絶望
第9章 衝撃
涙が
止まらなかった


冬実とは
もう終わりだ

そう思ったからかもしれない




冬実が
こっそりココに
来ていたのに

会えなかったことが
悔しかったのかもしれない




「ごめんなさい」

その言葉が



冬実の
本心なら



冬実は
悪い女じゃないじゃないか

俺を
騙してなんかない



そう思う反面






謝るということは






そういうこと
なのかと・・・・






思ったからかも
しれない





俺は・・・





妙に
広く感じる部屋で
ひとり




また




あの日のように




居場所

なくなっちまったな・・





そう思った


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