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手探りな絶望
第11章 千夏


俺は、寺田に
「明日は、会社休むよ」
とだけ告げて
夜道を歩いた


しばらく
下を向いて歩いていたけど
いつものコンビニに近づくと
ふと、冬実と出会った時のことを
思い出し


空を見上げた



あ……星……



今日も、夜空は澄み渡り
星がキラキラと
輝いていた





流れ星が流れたら

俺は
何を願うんだろう…



ひとつしか
願うことが出来ないとしたら

何を

願うんだろう…







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