この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
手探りな絶望
第16章 別離


助手席に座っても
冬実は
俺と目を合わせる事はなく

うつむき
黙ったまんま。


分かるよ…冬実

俺だってそう。


冬実に
あんなに会いたかったのに
あんなに
冬実を抱きしめたかったのに

触れることも
できず

何から
どう話せばいいのかも

全く
分からないまま

静かな時間だけが
流れている



でも
このままじゃ

ダメなんだ


伝えたいことは
伝えないと。


俺は
心の中で
そう決意し

涙を拭うために
眼鏡を外した冬実に

優しく


できるだけ
穏やかな声で
話かけた


「怒ってないよ、冬実

だから
安心して
俺の話を聞いてくれないか

そして


俺を




許して欲しいんだ」
/317ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ