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手探りな絶望
第4章 野球

『じゃあ
早く忘れられるよーに

週末、飯でもどう?』





『はい』




『じゃあ、また
店とか時間とか
連絡するから』




『はい、待ってます』





ふぅ〜…。




とりあえず
任務完了…みたいに
ホッとした


佐々木冬実が
どんなつもりで
俺の誘いにのったのかは
わからないけど


今の俺は
そんな理由は
どうでもよかった



また

会えさせすれば



それで。






プルルルルル…



あ、電話

まさか
佐々木冬実?



急いで画面を見ると
画面には



寺田


の文字






なんだよ
寺田か
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