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第1章 ﾌﾟﾛﾛｰｸﾞ

「えっ？さ…いこん？」

それは、ﾏﾏの嬉々とした発言から、始まった。

「そうなのっ！今日ね、ﾌﾟﾛﾎﾟｰｽﾞされたの。」
「…。」

¨ﾏﾏに彼氏がいるのは、なんとなくわかってはいたけど。。。¨

「でも、なんで？再婚？すぐ？」

¨正直、ﾏﾏを盗られそうで嫌だった。¨

「ううん。すぐじゃないわよぉ！ﾏﾏだって、お仕事あるし。光司さんも、忙しいらしいから、当面は、同居？かな？」

¨初めて、知った。ﾏﾏの彼氏の名前。¨

「あくるは、ﾏﾏの再婚に反対？」
「えっ？」

¨正直、言葉に詰まった。¨

ﾏﾏが、不安そうに私を見詰める。

「まさか！ﾏﾏが、幸せなら、私も幸せだよぉ！！先に、同居するなら、お互いのいいとこも悪いとこも見えるから。もし、お互い大丈夫そうなら、再婚してもいいし。」

そんなやり取りがあって、数日後。私は、ﾏﾏと一緒に、その彼氏さんとご飯を食べに行くことになった。