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まのめのロイン
第20章 あとがきんぐ 連載第10回

 まあ、そんな心配も杞憂に終わり、カンカンカンカンとゴングが鳴り響くこともなくフツーにカウント11、12と進んでいきましたけどね。

 あれ……ボクシングって場外ってあったっけ、とかね、思ったりしつつ。

 とにかくあれですよね、何でもいいからキボウを将様にあわせたげてー、じゃなくてもせめて仁義に、それかもう闘吉でも誰でもいいからとにかく誰かに会わせたげてーとか、そんなハラハラは味わう必要がなかったです。

 さて、なんでしょうね。
 かなりコアな読み方をしていると思われる、まロン読者の皆様たちもそんな気配を感じ取ったのか、前回以後立て続けにラストに関するご意見が届きました。

 連載9回という所にヴィヴィッドに反応してくるあたりが、もうマニアックですよね。そんな事が言いたくての前フリですた。

 そういうわけで今回はお便りから入っていきたいと思います。


「最後に自己暗示ってなったりします?」

 どうなんでしょうか。
 わかりません。私もまだ考えてないですから。

 自己暗示かあ、用君のアレは自己暗示……ではないか。
 でも自己暗示になったりしたとしてどう終わるんだ?

 やっぱり暗示にかかった状態で天空に続く長い石坂をこう、駆けあがっていくのでしょうかね。そして15年後に連載再開。暗示まだ解けてなかった、みたいな。

 次のお便り。


「もし間に合うなら、私の純情を弄んだ しののんはハッピーエンドにしないで欲しいです!

 逆にあらぬ疑いをかけてしまった礼美奈ちゃんには幸せになってほしいのですが…もうラスボス決定なんですか?」


 もし間に合うなら、というあたりに切迫感がにじみ出てますね。
 やめて下さい、作者もドキドキしちゃいますから!

 あとラスボス決定て、これ読者参加型企画じゃないですから!
 作者参加型企画ですから!←

 それにティーンズ・ラブですから! 出て来ませんから、ラスボスとか!

 って、私ティーンズ・ラブ読んだことないんだった。
 ラスボスとか出てくるものなんでしょうか、ティーンズ・ラブって。

 出さないといけないなら、出さないとだよね。
 ティーンズ・ラブのお作法的に。
 そういうの大事。
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