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第22章 あとがき

　やっぱり、それだけではプロットにはならない。

　物語らしきものは出来るが、それで心を打とうとするならばかなりの偶発要素に頼らなければならないと思う。

　とはいえ、プロットを作る際に「読者のこと」をしっかりと考えるべきだという確信は深まった。

　ロインでやった作業を、つまり事前に――作品を公開する前にやれればいいのだ。頭の中なりメモの上で。そーすればなにもこんな必死に大量のあとがきを書かなくても作品は出来る。（楽しかったけどネ）

　そして、その為には書くことよりも読むことがより大切でもあるなあというのが正直な所感だ。


　書く時間よりも読む時間を多くもたなければならない。


　実はけっこう勇気が要ることではないかと思う。
　書いていればとりあえず安心は得られる。そんな心理がある。

　だが、敢えてそれから手を離してみるべきかもしれない。
「まのめのロイン」を書き終えて今、そんなことを感じている。


　イマージュを書き終えたときと同じように、次の課題が見えた。

　課題を持って臨めば、それを終えた時に次の課題が見える。

　なんかカッコイイ^^b