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まのめのロイン
第6章 死

 ゆらり。
 視界が揺れた。

 ロインが闇の中から歩み出たのだ。

「……何故だ?」

 笑っちまう。

 ホント、これしか言わねーな、コイツ。
 何度も聞かされている俺としてはそんなリアクションがせいぜいだ。

 だが、男どもは違った。


「な、なんだテメー!」

「どっ……どこから!?」

「親父か?」

 いるかよ、こんな親父が。

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