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彼色に染まってく…
第3章 秘密の告白
『また…


変なこと聞くけど


麻由莉って

誰かと付き合ったこと
とか無い…よね?』




『はっ?



無くって
悪かったわね…


知ってるくせに…


ひどいよ佑貴…』



『ごめんごめん!

念の為ね?



じゃあ…



今まで

誰かに恋したことは?



あ…俺…以外で』



『したこと…ないよ…



こんな気持ち…


佑貴が初めてだもん』




『マジ?

めっちゃ嬉しい』




…そんな

無邪気に喜ばれると





佑貴の本心


全く見えなくなるよ…



『あのさ



麻由莉は




キスとか

エッチなこととか




俺としてるとこ…



想像したりする?』







『はぁぁ?



も~ヤダっ!


何でそんなことばっか
聞くの?



そんな…

いやらしい…こと…
ばっかり


変なの見せたり…


何がしたいの…?』



『落ち着いて麻由莉。




ごめん。


確かに


いやらしいことばっか
言ってるね、俺…



でも



これから
俺が話すことって…

多分


俺が麻由莉に
聞きたいことより…


何十…何百倍も
恥ずかしいことだから



麻由莉も


恥ずかしいだろうけど



真面目に
答えてほしいんだ。



お願いします!』




『…わ…笑わない?』




『笑わないよ』




『わかった…言うね…



キ、キスとか…

セックスとか…



そーゆーのは

想像したことない…



はっ、恥ずかしいし…


正直…どうするのか…
わかんないし…



だけど

佑貴と…


手を繋いで歩いたり

腕組んでデートしたり


あと…は…


ギュッて…
抱き締めてもらったり



っていうのは…
想像したこと…ある』



恥ずかしすぎて



顔から火が出そう…


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