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夏の夜の終わりに。。。
第10章 X'mas
「明日は、X'mas。穂香にとっては、高校生活最後のX'masだなぁ。」
(穂香)「確かに。でもさ、いいの?私、就職しなくて。先生、不思議がってたけど。」
「いいの!お前は、さくとこれから生まれるであろう子供の世話と俺の世話をしてくれればいい。」

初めてうちに来た時よりも、さくは、俺の側にきたりする。殆どは、穂香だけど。

さくにリードをつけて、いつもの散歩。

「いつも、思うんだけどさ。」
(穂香)「ん?」

俺は、前を歩いてるさくを見ながら…

「こいつ、俺と穂香で、散歩コース分けてるぞ(笑)俺、こんな道、通らんもん。」
(穂香)「そうなの?どっち?」
「TSUTAYAがある方向だぜ。」
(穂香)「うっわ!遠い~。まるで、逆方向じゃん。ダメだよぉ、さっくん。パパ年なんだから(笑)」

アンッ!

前を歩いてるさくが、振り向いて鳴いた。

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