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夏の夜の終わりに。。。
第22章 穂香の涙
どれ位、お互い見つめてただろう。

¨元々、夫婦みたいなもんだし…¨

「俺でいいの?」

と、トンチンカンな事を…

(穂香)「はい。あなたでないとダメです。絶対に!」

¨そりゃ、そうだけど…。¨

「ま、まぁ、ベッド入り…入るか?」

¨なぜか、テンパる俺。勃つかなぁ?¨

いつものように、腕枕をし、穂香の髪を優しく撫でる。

(穂香)「迷惑でしたか?」
「いや。好きだから。ただ…」
(穂香)「ただ?」
「もしかしたら、だよ?したら、記憶を取り戻すかも知れない。」
(穂香)「はい。」
「もしかしたら、その記憶が、穂香にとって、もの凄く辛く悲しい事かも知れない。」
(穂香)「はい。」
「それに、お前は、耐えられるか?」
(穂香)「…。」
「勿論、俺は、全てを受け入れた。お前の事も愛してるし、愁に寂しい思いをさせたくないから。」
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