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夏の夜の終わりに。。。
第23章 卵のひび
(愁)「描けたよー!」

愁が、一生懸命描いてた俺と穂香の絵。写真を見ながら、描いてた。

「おっ!上手いな!!」
(穂香)「ほーんと、よく描けてる。これも、貼ってもらおうね!!」

壁が段々とカラフルになってきた…。

「この折ったのなんだ?」
(愁)「それね、犬だよー。先生が、教えてくれたの!」

愁が、穂香に連れられて、自分の部屋へ行った。

「やっと、静かになった。」

カチャッ…

(穂香)「やっと、寝ました。」

そう言ってリビングに入ってきて、ソファに座った。

「俺、あの時、すっげぇ焦った。」
(穂香)「…。」
「記憶が、完全に戻ったかと思った。」
(穂香)「ごめんなさい。」
「でも、こっちにきてくれて、ありがとう。」
(穂香)「明日、仕事のお帰り遅いですか?」
「いや、早いよ?なんで?」
(穂香)「いえ…。もう寝ます。」

寝室へ行こうとした穂香の腕を掴んだ。

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