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第12章 プロポーズ

夕食の時刻になりました。

ツアー参加者の皆さんが大広間に集まります。

「大日本旅行社からのお願いですが･･･これまでも皆さん、守っていただいてると思いますが･･･アノ時には必ずコンドーム着用をお願いします」
私は参加者の皆さんに言いました。

「千夏ちゃーん！　質問だけど･･･」
エマニエルさんが手を挙げます。

「どうしました？」

「私･･･ゴム無しでやりたいんだけど･･･」

「えッ･･･エマニエルさん･･･ゴム無しでいいの？」　「やった−！」
「ぜひとも俺とやろうぜ！」　「ゴム無しは気持ちええからな〜」
男性陣が湧きます。

「私がゴム無しでヤルのは、Ｆさんだけよ。　Ｆさんとだったら妊娠していいから」
エマニエルさんは言いました。

「えッ･･･それはなぜ！」　「なぜＦさんだけが･･･」
「どういう理由で･･･」
皆さんがざわめきます。

「さっき･･･Ｆさんがプロポーズしてくれて･･･私がそれを受けたの」