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双子の月
第2章 二夜
次郎の携帯の電話が鳴ったのは、そんな偶然の再開から2週間ぐらい経ってからだろうか?


「もしもし。田沢ですが・・・」


「先日バッタリお会いした陽子です。お久しぶりです。ねぇ、なんで電話くれなかったの?」


「あっ、この間は・・・。」


「ごめんごめん。書いてもらった電話番号どこかで落としちゃってさぁ。」



「あれ?なんで僕の電話番号わかったの?」


「ふふふ」

陽子は意味深な笑いで、その時には言わなかった。



「それよりさ。明日の夜この間の居酒屋さんに来ない?」


明日も午後遅めにお得意先に行く用事もあったので次郎は

「ああ、いいよ。」と約束した。



遅めに帰宅すると母親だけが起きていた。

「ご飯は?」

「あっ、食べてきたからいいよ」

「あら。そう。食べてきたの。そういえば高校の時の後輩だったという方、えーと名前は忘れちゃったけど・・・。」

「あ、うんうん。佐藤さんって言ってなかった?電話あったよ。ありがとう。」

「そう。それなら良かったわね。でも携帯番号とか教えなかったわよ。セールスとかだといけないから。」

「えっ。そうなんだ・・・。じゃあどうして・・・。」


結局、たわいもないご近所の話しになって、次郎の思考が停止した。
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