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双子の月
第4章 四夜

次郎は、夜10時ぐらいに帰ってきた。
「おかえりなさ~い。」
双子の姉妹を寝かしつけてから、朋子そっくりの朋子が次郎を玄関で迎えた。
つまり、本物の朋子は今別のところに行っていて、その代わりに朋子のそっくりさんがいる、ということだ。
「ぁあ、ただいま」
「食事は?」
「済ませたからいいよ。」
「お風呂は?」
「それも・・・」と言いかけて、「ぁあ、そうだな。風呂入るわ。」
湯船に浸かりながら、次郎は今日のホテルでの陽子のことを考えていた。
ガラっと浴室のドアが開き、朋子のそっくりさんが入ってきた。
(おいおい・・・)
いきなり裸で浴室に入ってきて朋子に、次郎はビックリした。大きくはないが、子どもを産んでからも形のいい乳房。スラリとした体型。乳首は少し大きく黒ずんで、お腹も少し肉付きがよくなってきてはいるものの、子持ちの主婦のカラダとして見れば、男にとってそれはかなりそそられるカラダなのだと思う。
朋子は前も隠さず、次郎の前に立った。
次郎は目の前現れた朋子の股間に目をやった。

