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魅惑の境界線
第20章 春、麗しく
彼女が友達と香港旅行から帰ってきて
お土産にと本場の飲茶を持ってきてくれた
「…んまい美味い、流石は本番だね~あれ?」
次々出てくる焼売や小籠包に舌鼓を打って
ふとキッチンを見ると彼女の姿は無く
コンロにかけてあるセイロが
ボコボコと湯気を吹いているだけだった
「…トイレかな?…あちっアフアフ…」
頬張った最後の小籠包が弾け
口の中がアツアツのスープに襲われていると
「你好(ニーハオ)冷たい杏仁豆腐はどうアルか?」
「!?…!!!」
ガラスの器を持って来て言った彼女が
いつの間にかピンクのチャイナ服姿で
マンガにあるような変な中国語訛りを喋るので
ビックリして
アツアツスープを衣ごと呑み込み
喉の熱さに悶えてしまった
「大丈夫アルか?」
「…あー死ぬかと思った~」
「慌てて食べるからアルよ~」
「いきなりそんな格好で出てくるからだよ」
「うふっ、似合うアルか?」
手を頭の後ろと腰に当てて
ポーズを極めた彼女は
ピンクに赤と金の刺繍が入ったチャイナ服で
三編みを巻いた髪に
金の棒が幾つもぶら下がったようなかんざしを差し
ショッキングピンクの羽でできた扇を持っていた
足首まであるロング丈は
彼女をいつもより細く見せ
少し上の方から絞ってあるウエストは
胸と腰を強調し
美しい身体のラインを演出していた
「…いいじゃん、似合うよ」
「謝謝!」
彼女が軽く会釈して違うポーズをとると
横のスリットから
彼女の白く細長い脚が覗いて色っぽさが増す
「うふふっ」
彼女が胸元で扇をあおぎながら
膝を上げると太ももから先が
脚の付け根まで切れ上がったスリットを割って
ヒップラインからの流れが露になり
膝を下ろすとスリットの奥に脚が納まる
チャイナ服特有のセクシーな姿だが
それにも増して
スリットのシルクと刺繍に撫でられる
太ももの感覚が想像されて
自分の太ももにゾワゾワ感が走る
お土産にと本場の飲茶を持ってきてくれた
「…んまい美味い、流石は本番だね~あれ?」
次々出てくる焼売や小籠包に舌鼓を打って
ふとキッチンを見ると彼女の姿は無く
コンロにかけてあるセイロが
ボコボコと湯気を吹いているだけだった
「…トイレかな?…あちっアフアフ…」
頬張った最後の小籠包が弾け
口の中がアツアツのスープに襲われていると
「你好(ニーハオ)冷たい杏仁豆腐はどうアルか?」
「!?…!!!」
ガラスの器を持って来て言った彼女が
いつの間にかピンクのチャイナ服姿で
マンガにあるような変な中国語訛りを喋るので
ビックリして
アツアツスープを衣ごと呑み込み
喉の熱さに悶えてしまった
「大丈夫アルか?」
「…あー死ぬかと思った~」
「慌てて食べるからアルよ~」
「いきなりそんな格好で出てくるからだよ」
「うふっ、似合うアルか?」
手を頭の後ろと腰に当てて
ポーズを極めた彼女は
ピンクに赤と金の刺繍が入ったチャイナ服で
三編みを巻いた髪に
金の棒が幾つもぶら下がったようなかんざしを差し
ショッキングピンクの羽でできた扇を持っていた
足首まであるロング丈は
彼女をいつもより細く見せ
少し上の方から絞ってあるウエストは
胸と腰を強調し
美しい身体のラインを演出していた
「…いいじゃん、似合うよ」
「謝謝!」
彼女が軽く会釈して違うポーズをとると
横のスリットから
彼女の白く細長い脚が覗いて色っぽさが増す
「うふふっ」
彼女が胸元で扇をあおぎながら
膝を上げると太ももから先が
脚の付け根まで切れ上がったスリットを割って
ヒップラインからの流れが露になり
膝を下ろすとスリットの奥に脚が納まる
チャイナ服特有のセクシーな姿だが
それにも増して
スリットのシルクと刺繍に撫でられる
太ももの感覚が想像されて
自分の太ももにゾワゾワ感が走る

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