この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
冷たい夜の公園
第1章 [01:急展開]

そして今、私は東郷とキスをしている。
彼の整った唇と、私の唇が重なっている…
恥ずかしくなり、唇を離す。
目の前の相手は、ニヤニヤと笑みを浮かべていた。
心なしか嬉しそうだ。
「ファーストキスだ」
「なんか恥ずかしい」
思ったことをそのまま口にした。
「ねぇ」
「ん?」
「胸、触っていい?」
突然の申し出に驚く。
しかも、私の胸は正真正銘Aカップの貧乳だ。
「ち…小さいよ?」
「知ってる」
ニヤニヤしながらさらりと言う。
「見てわかるだろ」
むっとしながらも、触ってほしいという感情が芽生えてしまう。
あの東郷相手に、キスだけで済むとも思っていなかった。
「触っていいよ」
東郷の手が私の胸に伸びる。
厚手のパーカの上から控えめな膨らみを触られると、
ビクッと体が反応してしまった。
「ほんとに、小さいね」
笑いながらそんなことを言いつつも、しっかりと触ってくる。
恥ずかしいんだか怒りたいんだかわからず、
私はされるがままになるしかなかった。

