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冷たい夜の公園
第1章 [01:急展開]

そして今、私は東郷とキスをしている。
彼の整った唇と、私の唇が重なっている…

恥ずかしくなり、唇を離す。
目の前の相手は、ニヤニヤと笑みを浮かべていた。
心なしか嬉しそうだ。

「ファーストキスだ」

「なんか恥ずかしい」

思ったことをそのまま口にした。

「ねぇ」

「ん?」

「胸、触っていい?」

突然の申し出に驚く。
しかも、私の胸は正真正銘Aカップの貧乳だ。

「ち…小さいよ?」

「知ってる」

ニヤニヤしながらさらりと言う。

「見てわかるだろ」

むっとしながらも、触ってほしいという感情が芽生えてしまう。
あの東郷相手に、キスだけで済むとも思っていなかった。

「触っていいよ」

東郷の手が私の胸に伸びる。
厚手のパーカの上から控えめな膨らみを触られると、
ビクッと体が反応してしまった。

「ほんとに、小さいね」

笑いながらそんなことを言いつつも、しっかりと触ってくる。
恥ずかしいんだか怒りたいんだかわからず、
私はされるがままになるしかなかった。

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