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冷たい夜の公園
第2章 [02]ベンチの上で
恥ずかしさと気持ちの良さに身を任せている中、
葵は自分たちが立ったままだということに気づいた。

「あっちのベンチに座ろ?」

「うん」

触れていた手を話して返事をする佑。
葵はもどかしさを抑えて、ベンチまで歩いた。

ベンチは冷たかった。
ミニスカートから出る太ももで、その冷たさを直に感じる。
さすがに寒くなってきた。

「ねぇ」

「な、なに?」

「直接…触っていい?」

「…うん」

まだ中学生の葵は、エッチはもちろん、
人に体を触られたことさえもなかった。

さっきは触られたと言っても服の上から。
直接触られたら…と考えると、ゾクゾクとしたものが背筋を伝った。

「じゃあ、手、入れるよ?」

佑の手の冷たさが、
お腹から胸に向かってどんどん上がってくる。

そして、その手は葵のブラの前で止まった。

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